mamomamo1972の日記

日々思った事をただ書き連ねるブログです

リーマンショック時並み?

 今日は朝から台風の影響で風が強く、雨も降っていますね。近畿圏から東海関東へ向けてこれから影響が出てくるでしょうから、お出かけされる方は気を付けていきましょう。

 昨日うちの一番下の子がプチ合宿へと出かけているのですが心配です、泣いてないかな・・・(親バカ)

 

 ところで昨日、日産自動車が12000人余りの人員削減を発表しました。利益も9割減と大幅に減らし、全世界での大幅な人員削減と生産能力削減を行うとの事です。

 トヨタの決算は悪くは無かったようですが、他の自動車メーカーは減益を強いられているようです。

 更に日本国内だけを見ても、みずほFGの19000人削減や損保ジャパンの4000人でしたか?の配置転換、その前にはNEC富士通の40代半ばの早期退職等々、今年に入ってから事実上のリストラに次ぐリストラが行われてるようです。

 またリストラとは違いますが、かんぽ生命の不祥事により職員による営業活動は自粛され、かんぽ生命自体は自粛は8月までとの事ですが、金融庁の処分如何によっては長引くかも知れず、職員はインセンティブを受け取れないとなれば生活に支障が出るため、退職者が増えるかもしれませんね。

 もちろん不祥事に関してはこの時期にたまたまと言う事でしょうが、人減らしが国内で横行しているのは事実でしょう。

 またその規模はリーマンショック時並みに成ってきてるように日々感じます。私の首はこの先繋がっているのでしょうか・・・心配・・・

 

 我が家のまん中の子が今年高校の受験なのですが、まだまだ何がしたいとか何に成りたいとかはハッキリせず、迷っているようです。

 幸い成績は学年でも非常に優秀な位置におり選択肢自体は多いようなのですが、それがかえって迷わせるようです、贅沢な悩みですね。

 子供には私は好きに生きろと常々言い聞かせており、レールに乗るもよし、飛び出すも良しだと、自分の責任において好きにやればいいと言っています。

 先ほどの話のように、みずほにしろ日産にしろNECやその他もろもろの企業で30代から40代の方々は当時厳しい就職氷河期の中を勝ち抜き、それら一流と言われる大手企業に就職されたはず、その結果がこれです。本当に厳しい世の中に成って来ました。ただ勉強をし言われるままに良い大学、良い企業へ入れば安泰なんて言うのは既に崩壊していると強く感じるようになりました。

 

 そこで今日は日産の話が出たので自動車会社の行く末について考えてみました。

 昨今急激に自動運転技術の開発が進められています。更に電気自動車や燃料電池車もコストを含めた実用性が高まり、近い将来に内燃機関にとって代わるのは間違いないでしょう。

 自動運転と電気自動車、この二つは自動車メーカーにとって副音と成りえるのか、それとも崩壊の序曲となるのか・・・

 私は後者に成る可能性が高いと考えています。もちろん全てのメーカーが無くなるとかは無いでしょうし、国によってはまだまだインフラが整わず、従来の車が主力になるのでしょうが、先進国や一部の発展途上国においては、急速に主力産業としての力は失われて行くのではと考えています。

 日本国内に関して言えば、5Gの普及により大容量高速通信が可能になります。政府は信号機への基地局設置を許可する方針が伝えられていますが、間違いなく自動運転はそれらのインフラが整い次第急速に普及するでしょう。

 カーシェアやレンタル、更にタクシーの進化版となるような、モバイルで呼べば直ぐに来てくれるようシステムが出来上がれば、間違いなく車を所有する意義は失われます。国内の自動車保有台数は現在8000万台余りとなってていますが、常時稼働している台数はその1/10程度だとも言われてますからね。

 交通システムの最適化が進めば、余裕を見ても国内で2000万台もあれば事足りるでしょうし、そもそも4人乗りの軽自動車はじめ5人乗り7人乗りの車に1人2人しか乗ってない事も多い訳です。特に都市部などはこれから1人乗り2人乗りのコミューターの様な車が増えるのではないかと考えます。

 当然それらは電気などで駆動する物に成るでしょうし、それは日本の大手自動車メーカーでなくても容易に作れる物に成ると、一昔前の家電と同じ道を辿りそうです。

 最近のトヨタ自動車ソフトバンクなどと色々な面で事業展開を行っているようですが、あれは自動車業界の悲鳴なのかも知れないですね。

 

 興味の無い方からすればこれらの事はSFの世界の様な物ですが、そう遠くない未来、私の予想では20年から30年先には実現していると考えます。その時には現在というか100年近く前から各国の産業の花形となっていた自動車と言う物が、産業としては終焉を迎えるのではないかと。

 問題はその後に自動車に代わる、多くの雇用を生み出す産業を生み出せるかですね。

 

 私の子供はこれから少なくとも50年先程度まで働く事に成るでしょうし、その選択を誤ると、先に書いたような状況に陥るかもしれません。

 好きに生きれば良いと、子供には言っていますが、もう一度良く話してみるのも良いかも知れないと、今回のリストラの話は考えさせられました。

 皆さんも是非、その仕事、その企業、その産業が数十年先に存在できるのかを考えてみても良いかもしれませんね。